令和5年12月22日(金)2学期 終業式 おわる・・・

 今日で、一番長い学期である2学期が終わります。みなさんにとって、2学期は充実していましたか。

 35度を超える灼熱のなか、クラスのために一生懸命頑張った体育祭。はじめてのフルバージョンでの合唱コンクール。大きな行事を経て、学校の運営の中心は3年生から2年生へバトンタッチされました。新人戦、川里フェスティバル・・・日々、めまぐるしく過ごすなかで、成長を遂げる川里中を実感しています。

 コロナ禍のために世界中で停止してしまった集団生活やボランランティア活動。どうやって再開していけば良いのか、未だに本調子にならない学校はたくさんあると思いますが、川里中は3年生のおかげで、スムースに学校のあるべき形に戻ることが出来ました。ひとりではできないことだけれど、みんなで乗り越えて、その喜びをエネルギーにする。そんな集団の良い循環を戻してくれたのは他ならない3年生集団のおかげだと思っています。本当にありがとう。

 そんな3年生は年が明けると多くが受験本番を迎えます。クリスマス、お正月でひと時のリラックスタイムを楽しむのもいいと思います。ただ、くれぐれも体調を崩さぬよう過ごしてください。そして全員の努力が成功に結びつくことを祈っています。

 さて、いま「成功」という言葉を使いました。では、「成功すること」の反対語は何でしょう?「失敗する」でしょうか?間違いではないのですが、少し考え方を変えましょう。「成功すること」の反対語は、「挑戦しないこと」「行動しないこと」だと思います。

ただ、何を目標と決めても、「挑戦」や「行動」が伴わなければどこにも到達しませんよね?大切なのはそこなのです。

一歩一歩でいいので挑戦、行動をし続けてください。

勉強するって決して、全員にとって楽しいことだとは思っていま

せん。ましてや学校でワイワイ受けている授業ではなく、家庭での自主勉強は辛い人も多いようです。

あんなに行事では力を抜かず100パーセント頑張っている3年生も、校長面接で「どのくらい勉強頑張っていますか?パーセンテージで答えてください。」と聞くと、80パーセントを超えた人はたった2人。40~65パーセントが大多数でした。

いつやるの?今でしょ?という言葉はその通りで、今、頑張れるかどうかが人生の分かれ道かもしれません。集団でつけた力を、自分の人生を切り開く力に変えて、今、取り組んでほしいです。

「成功」や「失敗」が重要なのではなく、「やるか、やらないか」の方が重要です。

毎日、私が通勤してくる道の端にボクシングジムがあるのですが、そこに大きく書いてある言葉があって、いつも納得して学校に来ています。

努力すれば必ず成功するとは限らないが、成功したものは必ず努力している。

今年度の冬休みは、16日間です。健康で、事件・事故に巻き込まれることなく、有意義な冬休みにしてください。

また、元気な姿で、1月9日、会えるのを楽しみにしています。