令和4年8月29日(月) 2学期始業式。集団で成長する2学期に・・・。

2学期始業式  式辞(抜粋)

 39日間の夏休みが終わってしまいました。どんな夏でしたか。生活のリズムを取り戻して、まずは新学期ブルーから脱出しましょう。ブルーな気持ちは、みんなにあります。それを話して、共有したりすることで安らぐこともあります。学校が始まった今日からは、家族だけでなく友達や先生も周りにいるので、心強いですね。一人では解決できないことがあります。孤独、孤独感は、マイナス感情をどんどん膨らませてしまいます。仲間や家族・先生という大切な人たちとの関わりのなかで、ストレスから解放される方法を身につけてほしいと思います。

 さて、今日から2学期がスタートします。2学期は、体育祭・合唱コンクール・新人班大会など、行事がたくさんあります。1学期が新しい環境に慣れることや自分の力をつける時期だとすると、2学期は集団のなかで一人ではできないことを成し遂げ成長する時期です。「みんなで」がキーワードです。クラスや部活の仲間と協力し合いながら、ゴールを目指す。一人では、感じられない大きな達成感を味わってほしいと思います。集団の一員として、自分は何ができるのか考え、たくさんの経験を通して、みんなでだからできることを精一杯やって大きな喜びを手にしてほしいと思います。

  みなさんは夏の甲子園の激闘を見ていましたか。仙台育英高校が優勝し、東北にはじめて優勝旗が運ばれ、大きな話題になっていましたね。その球児たちに向けて送った斎藤佑樹さんの手紙のCMを見たことがありますか?

 斎藤さんがつづった、メッセージのなかにこんな文があります。  

 この夏にすべてをかける君へ

その夢はきっと叶うよ。とは、僕は言いません。・・・
これから先、グラウンドでもグラウンド以外でも、君をいろんな出来事が待ち受けています。
僕のように、不安だらけの時期を過ごし、挫折を味わうこともあるかもしれません。
それでもなんとか前を向くために必要なもの。それは記憶だと思います。
過去の栄光、だなんて言われることもあるけれど。
最後まで闘い抜いた記憶は、未来を生きる大きな力になります。

この夏、いちばん速い球を投げるのは君じゃない。
いちばん熱い球を投げるのが、いちばん強い球を投げるのが、
なんだかいちばん凄い球をなげるのが、君であってほしいと思っています。
今から君の過ごす夏が、君を一生奮い立たせる夏になりますように。
よし、頑張れ。

2022夏 斎藤佑樹

 勝ち負けや記録のすごさではなく、一生懸命やったことは人生を生き抜く力になると書いてくれています。2学期、学校生活のなかで、みなさんの全力を見せてください。
 コロナの感染状況は今も厳しい状況にあります。みなさんの学校生活を守っていきたいと先生たちも必死です。禍で様々な制限がありますが、その中で、こうして学校ってほしいと思っています。
 かからないように行動するとともに、うつさないことが学校では大切です。体調管理をしっかりして、みんなで充実した2学期を過ごしましょう。皆さんの2学期の頑張りを期待して、式辞といたします。