第64回入学式・令和5年度1学期始業式 新年度、スタートっ
第64回入学式・令和5年度1学期始業式 新年度、スタートっ
令和5年度、新一年生70名を迎え、全校生徒240名、通常学級7クラス、特別支援学級(ゆりのき)2クラスでスタートいたしました。教職員36名と共に川里中学校のこれまでの教育活動をさらに充実・発展させ、学校教育目標「自ら学ぶ生徒 心豊かな生徒 健康な生徒」、目指す学校像「人間性豊かな、たくましく生きる生徒を育成する学校」、校訓「凡事徹底」を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
【入学式式辞より】中学校は義務教育の最終ステージです。義務教育の義務はみなさんに課せられたものではありません。「教育を受けさせる義務」はあなたたちを育てているおうちの方への義務です。では、なぜ、みなさんは中学校で勉強するのか。
発展途上国では、教育は命を守り、貧困、貧しい生活から抜け出すために必要です。でも日本のような先進国では少し状況が違います。わたしは中学生が勉強する理由は、「自分の視野を広げて、大人になって社会に出るときに選択肢を増やすため」だと考えます。
世の中に出るために必要なことをたくさん勉強して、多くの経験を積んで、大人になり、自分の人生の選択をする時に、たくさんの選択肢のなかから自分がやりたいことを自由に選べるようにし、また、正しい判断ができる力を身につけるために勉強するのだと思います。勉強はしなければならないものではなく、人は人として身の回りのことを知るために勉強をしたいと思うものだと、テレビ番組の台詞にもありました。子供には「教育を受ける権利」があり、分からないことを知りたいと思う好奇心の基礎ができていくのです。
では、なぜ学校にくるのでしょうか。現代社会では、本やネットを通して勉強は一人ででもできます。でも、学校に来れば、先生方がわかりやすく教え、クラスの友達の意見や考え方も加わりより深く学べます。中学校では、1年間で1015時間、3年間で3045時間の授業を提供します。ここにいる川里中学校の先生方も一生懸命、教えて、学びを提供します。また、授業だけでなく学級での生活、学校行事や部活動、生徒会活動のなかで、考えが違う人を理解したり、仲間で何かを成し遂げる経験を積んだりすることで、さらに大きな社会に出ていくための準備ができるのです。勉強したいと思う好奇心や変化の激しい社会への対応できる判断力、そして社会と上手に関わるコミュニケーション能力を川里中学校でつけましょう。
川里中学校が地域の子供たちにとってよき学びの場になるように本年度もご協力お願いいたします。