令和6年1月9日(火)集大成の3学期、始業。今を大切にする。

 年頭の挨拶に代えて、令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震とその関連の事故によって犠牲になられたすべての方々にお悔やみを申し上げます。被災者の方々に心よりお見舞い申し上げ、被災地の皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

  3学期の始業式は全員での黙祷からでした。

 新しい年の幕開けは、地震や航空機が燃えている映像で始まりました。これから復興や二度と同じ事故が起きないようにする調査など未来に向けて、人間は力を合わせていかなくてはなりません。未来は予測不能であることを改めて感じたのではないでしょうか。そして、こういった事態に対応出来る力が求められてくるのが、君たちが生きる未来です。

 とにかく皆さんに「今を生きる」ことを大事にしてほしいとおもいます。明日何が起きても後悔のない毎日。明日からやろうでは間に合わないことがあるのです。今を大切にしましょう。心と体を鍛えることと、勉強して知力をつけることに全力で取り組み、未来を生き抜いていきましょう。

 さぁ、今日からまとめの3学期がスタートします。

 14日からは1年生はスキー教室。実行委員を中心に自分たちの手で集団としての成長の成果を確かめる3日間にしてください。中学生としての集団として何ができるようになっているのか、先輩たちのいない時間・空間でみなさんの力を試して成功させて帰ってきてほしいと思います。

 2年生は、校外学習でその力を確認してください。2学期に3年生から学校の中心としてのバトンを受け継ぎ、本当に頑張ってきていると思います。23日の校外学習では、自分たちの集団の力を確認してください。3月の三送会の企画・運営を通して、この川里中の伝統を安心して任せられる学年であることを示してほしいと思っています。

 そして、3年生。みなさんにとっては、この1年のまとめではなく義務教育9年間の集大成となる結果が求められます。明日の南部テスト、22日からは私立高校入試が始まります。2月に入ると、出願、そして県公立高校の学力検査、適性検査・面接となります。自分がやりたいこと、将来の夢を実現させるべく自分を成長させてくれる場所を自分で決めてください。体調管理には十分気をつけ、日々の生活リズムを大切に、今まで努力したことを自信としてがんばってほしいと思います。3月にその努力の結果である入学候補者発表まで緊張は続きます。

 そして、学校最大の行事、3月15日が卒業式です。この日にすがすがしい気持ちで巣立ち、また送れるように、3学期の一日一日を大切に今を精一杯生きていきましょう。